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土浦大量殺人事件:死刑執行済み「K」、突っ込み私道ばかりで警察は立ち入れず!

12月22日付けBS-日テレ。埼玉県知事が出演し、同県の条例でカバーする意向を示した。しかし法規関連の分野では法と法、条例と条例が重複し、どちらが優先するのか中央官庁ともひざ詰めで交渉することになる。あらゆる民法・商法・刑法など既存法を駆使すること、何より憲法改正を迅速に行うこと、私権の制限で警察が敗れた事件がある。土浦・荒川沖駅でK(死刑執行済)が警察の目の前で逃げたことである。荒川沖駅前はつっこみ私道が多く、警察は地権者の分だけ、令状(フダ)をとっていなかった。警察を目の前にまんまと電車に乗って逃げた。この事件では令状がどこまで必要なのか少しだけ話題になった。でもすぐついえた。この突っ込み私道というのは駅徒歩30秒でも地価が異常に安い。平米当たり数万円だったかと。つまり火災保険に入れない。運用しても利回りがない。(原価割れ)つまり突っ込み私道で狭すぎて消防車が入れない&火災保険に入っていない→賠責にも入っていないだろう。私権の制限はこの土浦大量殺人事件のときに国として決着しておくべきだったかも。この事件は他の県警でも刑事はいやというほど知っているはず。憲法改正の機は熟している。なぜか。現状の憲法では行政官(公務員)が動ける範囲が必ずしも世間の実情にあっていないからである。私権の侵犯を厳しく禁じているのが現行の憲法である。そのレベルから修理する必要がある。思い出してほしいNHK原爆ドラマ『太陽の子』を。冒頭で疎開のため京都市内にあった木材の一軒家を憲兵隊が取り壊すシーンがある。山本晋也監督が立っているシーン。すなわち戦前の憲法では私権の制限がかなり効いた。戦争との絡みでどこまで現行憲法を改めるか慎重さも必要だが、現行憲法では土浦大量殺人事件の死刑囚「K」に対して適切な法執行ができなかったことは明らかだ。