中国の世界覇権に異議!

国際情勢の「今」をお届けする!

菅総理「東大はもともと多様です」、三島由紀夫も「ムツゴロウ」さんも

菅総理は学術会議から7つの旧帝国大学出身者を締め出す姿勢を示した。それを各官庁はどのように見ていたのか。本ブログも大ファンのフジテレビ『踊る大捜査線』。警察官僚の学歴世界を厳しくも表現している。警察庁のキャリアはほぼ全員が東京大学法学部出身者で、『踊る大捜査線』の室井管理官(柳葉敏郎演)は「ぺいぺいの東北大出」という設定だった。総理の国会答弁でキャリア官僚たちは正直、引いたと思う。(東大法・警察官僚の佐々淳行さんはダンディでおしゃれであった。東大法・国松孝次元警視総監はオウム?銃マニア?に体を張った)そもそも総理にそう考えさせた学術会議の無能さに責任がある。今、東大出と言えばガチ官僚を思い浮かべる趣も強いが、川端康成芥川龍之介谷崎潤一郎三島由紀夫太宰治といった面々もいる。(むしろこうした人物のほうが有名だ)ちなみに東大出の極左過激派の輩に聞いた話だが、東大の歴史上(つまり日本史上)頭が良かった1位は福田赳男元総理、2位が川端康成との答えだった。意外なことに医学部出身者は入らなかった。福田元総理は卒業論文がリヤカー1台分だった。他方、美文のノーベル文学賞川端康成は卒論はわずか30ページだった。美文だったから合格したのである。あのムツゴロウさん(畑正憲)、「男はつらいよ」の山田洋二、ジブリ高畑勲も卒業生。こないだ触れた成田三樹夫だって東大の門をたたいた。東大はもともと多様性を誇っている。沖縄出身者が少なかったが、最近は増えてきた。医学部でも切れ者ながら変わった人もはいる。忘れるなかれ『バカの壁』でベストセラーを出した養老孟司。今では朝のコメンテーター、ロバート・キャンベル氏も東大で教鞭をとった。私は学術会議の会長は梶田氏でなくてキャンベル氏か養老孟司氏でも良いと考えている。キャンベル氏には日本にとってありがたい功績がある。極左過激派の砦・駒場寮が廃止される際に先頭に立って突入した。