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米国防長官:サウジ実習生の発砲、「テロ」と認める?

米国のエスパー国防長官は8日、米テレビ局に出演し、サウジアラビア人実習生によるフロリダ州海軍施設での発砲を受けて、軍関連拠点に出入りする外国人の身元調査を厳格化する方針を示した。これは事実上、同事件をテロと認めたことにはならないか。このため英BBCなども大きく報じている。

さらにBBCによると、実行犯の名前がモハメド・アルシャルモニ容疑者(既に死亡)であることも分かった。本件はサウジアラビアからの軍実習生が第3国で発砲した、という以上の内容を示している。本ブログは繰り返しているが、米国とサウジアラビアの関係にひびが入りかねないのだ。

米国のトランプ政権は現在、サウジアラビアと非常に近い関係にあり、米公共放送PBSによると、捜査に加わっているFBIは非常に口を硬くしている。しかも問題はサウジアラビアで国防相を務めるのが、ムハンマド皇太子なのである。そこにFBIが閉口する真の理由がある。ムハンマド皇太子はトルコ人ジャーナリスト殺害の指示役ではとの見方もあった人物だ。世界は、ムハンマド皇太子から事件の詳細を聞いてみる必要があるのではないか。