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米タイ新通商代表:中華思想、媚中、中国主席「独裁者でない」…トラブルメーカー?

01/29 2021 02:24米公営放送「VOA」は、新たに就任した、タイ通商代表について経歴を詳述した。

それによると、タイ代表は、中国広東省のシンボル的な大学、中山大学で英語を教えた経歴がある。問題は中国語ができることより、中山大学は、中華民族の大同団結を呼び掛けた「孫文」を顕彰する大学であること。つまり、タイ代表は、グレイターチャイナ、少なくとも中国国民党の熱烈な支持者と考えられる。

またタイ代表はかつて米中貿易を「世界で最も重要なものの一つ」と発言。また先日のBS-日テレで中林教授が指摘した「COMPETETOR 」という言葉を使う。そこで、オックスフォードに聞いてみる。すなわち、「COMPETETOR」とは、競争相手ではあるが、最後にはベストな解決案を見つけて妥協する、とある。つまり、タイ代表は、中国をトランプ全部政権のように「脅威」と見ていないどころか、友達であると。可笑しいね。タイ代表にとっては、同じ米国人である共和党や一部の民主党良識派よりも、中華民族の方が大事。これをFBIやCIA、ペンタゴンの現場がどう考えるのか?

しかも誰でも知っている中国共産党について、タイ代表は、政治的に多様であり、管理者(習近平国家主席)に適切に管理されていると、説明。本ブログは、習氏は独裁者だし、実際に「終身国家主席」と公言しているゆえ、独裁者だと思う。タイ代表の民族主義は見当はずれではないか?

そしてタイ代表が中国共産党に対する貿易はよく考えた上で、説得力があるものとするという。これも中国への危機意識にかける。

つまり、タイ通商代表をまとめる。
A 中華主義孫文を敬愛しているのでKMT派。
B 中国は最良解にたどり着くパートナーと主張。
C 習近平国家主席は独裁者でなく、管理者。
D 中国共産党への貿易制裁でも合理的にする→関税自主権の放棄。

ここまで中華民族にこだわり、つまり歴史用語でいう「国共合作」を求める人物は世界中の華人、華僑でも、突出した「愛国華僑」。愛国華僑とは、戦争でマラヤ進駐を果たした日本に、表と裏の両世界から抗日した。こないだ紹介した、ヒラリークリントン国務長官とダチの宋美齢と変わらない。タイ代表は、現代の「愛国華僑」だ!ヒラリー女史の愛弟子だ。つまり米国内での反日分子。

だから梶山経済産業大臣との階段では、南京事件を出してくる。こちらはニコラエフスク事件、通化事件通州事件などタブー視化され、無視されてきた当然の人道犯を持ち出す。

ともかく、中国は米国に変わって世界のドンに就任した。なぜか?世界にどんどん富を生み出すから。米国はコロナワクチンがいまだに行き滞らず、国中はバトル・ロワイアル。しかも経済はマイナス成長。世界の大多数が「カネの切れ目がエンの切れ目」という考え。本ブログは違うが。