日本仲裁人協会：役員ほぼ全員弁護士！コロナ禍の商船不安を消す！シンガポールと12月に緊急覚書！
日本にはすさまじい仲裁人の団体がある。（公社）日本仲裁人協会。役員のほぼ全員が弁護士。霞が関の弁護士会館内にあるという。官庁からの出向者はいるのか、いても検察かも。民間では日本郵船・商船三井・川崎汽船。実際に商船三井まで徒歩3分程度。また霞ヶ関には商船三井の持ちビルがいっぱいだ。さて日本仲裁人協会はシンガポール仲裁人協会と去年12月に覚書を取り交わし、緊急リリースした。なぜか。それは書いていない。だが明白。（１）マラッカ海峡での海事事故と（２）コロナ禍での商船不安を払しょくする。すなわちタンカーの沈没に備える。これは商事仲裁だと思うが、それ以外の分野にもやがて拡大するだろう。なかなか社団・財団ではなかなかない、会長の理論だった英語。日経文庫からもこうした文例集は出版されていたかと。米国にもあるとは思う、パナマ運河。欧州はジブラルタル海峡。だからこの協会は海上火災保険が提携・後援しているはず。損保協会に近いのでは。再保険とも近しいかと。織田裕二「ファーム」を超える、国際弁護士集団。
（１）マラッカ海峡でのタンカー沈没の際は、日本・シンガポールの弁護士が総動員で訴訟合戦になる可能性（泥沼の紛争化）がある。だから事前に少しでも一致できる点は予備的に一致しておこうと。ロシアとも同様の文書を交換済み。すなわち日本海でのオイルタンカー沈没事件の再発を恐れた。国交省・財務省・金融庁・外務省・法務省のなかなかないタッグ。これ賠償額となったらそれこそ原状復帰費用だけでも兆の単位にいくかもしれない。個人としてカバーできる領域を超えているから、マイケル・ブルームバーグ氏といえどもかなわない。民法でも海事事案に完全特化した社団。海事代理士・大島てるは到底かないっこない。係争額が電卓1個分くらい違う。双方の調停人（国際弁護士）が１つ異議ありを成功させると、１,０００億円単位でファームへの報酬額が代わる。この日本仲裁人協会はそれほど人員はいないと思う。なぜなら世界はニューヨーク・ロンドン・東京で金融取引の時差があるから。２４時間根詰める必要なし。この国際弁護士は霞ヶ関・虎ノ門・溜池山王あたりのマンションを個人で１棟もっているか。
（２）どうして今、シンガポールと覚書を交わしたのか。当然、ダイヤモンドプリンセス号を受けてのこと。コロナ禍で商船への不安が高まっている。それのリスクを未然に最小までにしたかった。だから日本仲裁人協会は船長・船員の健康管理にはすごく神経質だと思う。下手したら弁護士兼医師というのもいる。十分、費用対効果でペイする。でもダイヤモンドプリンセス号事件を受けて、日本仲裁人協会は対外交渉を加速させたはず。だがコロナ禍による損失見通しが立たず、協定・覚書を締結できないで来た。ようやく重要なマラッカ海峡が保険の対象になるかという入口。この弁護士の時給換算すると、１H＝１億円か。だから外資系のスイートを借り切ってチームで缶詰になっても十二分にペイする。国際協力銀行・日本政策投資銀行とも関係は良い。おそらく両行でも部長級が出ていなかないと、日本仲裁人協会は対応しない。課長ではだめ。民間の商船会社は副社長級対応する。だから俺らの知っているホテルチェーンでは絶対に会うことがない人たち。本ブログが知りたいのは総合商社でどこまでつきあいがあるか。三菱・三井・住友・丸紅・伊藤忠・豊田通商までか。双日はきびしいか。おそらくいわゆるヒラ社員を日本中で比較しても時給が最も高い。生活は債務の恐ろしさを極限まで知り抜いているので、あばらやのような住宅に住んでいるはず。麹町あたりには古い木造２F建ての物件があった。経済3団体。経団連だけ。生え抜き役員だけと交渉か。日本仲裁人協会の国際弁護士のイメージは田村正和。フジ「球形の荒野」で野上一等書記官（★）を演じた。古畑任三郎ではなく、野上一等書記官。
（３）ここで出た暫定的な仮説。米国は紛争を予防的に防ぐことはしないので、こうした仲裁人協会があまりそろっていない気がする。また米国の資格で仲裁人というようなのは聞いたことがない。そもそも英語で、arbitrator・mediatorのどちらか、日本仲裁人協会でも見解が分かれている節がある。ラテン語との絡みか。港湾関係者は日本で労組色（現業職）が非常に強いが、米国ではもっと強い。だから港湾関係者にまつわる紛争は共和・民主ともに巻き込まれたくない。港湾関係者は弁護士の日当をあまり払えないのに、過激なデモ・ピケはじゃんじゃんやる。米国で珍しい「上品な」港湾はポーツマス。
200913_JIMC-SIMC_Joint_Protocol_Announcemt_en.pdf (arbitrators.jp)
