米国務長官、スウェーデン入りせず：北に無言の圧力か？

米国と北朝鮮のスウェーデンでの予備会談。ＮＨＫなどによると、双方で評価をめぐり、差が出ている。実はボイス・オブ・アメリカによると、米国のポンペオ国務長官はギリシアや北マケドニアといった欧州を訪問していた。私見では北朝鮮が満額回答するよう、ポンペオ氏の無言の圧力だったと感じている。もし満額回答していればポンペオ氏が現地入りしたであろう。実際に北朝鮮の先だってのＳＬＢＭ発射も、米国旧式ミサイルの対抗試射を招く結果となった。米政権は朝から晩まで”impeachment”（弾劾）の矢面に立っている。よってこれまでのトランプ政権とはちょっと違うかもしれない。北朝鮮への要求水準を引き上げた可能性もある。筆者は”impeachment”ばかりではなく、他の外交・安全保障・人道問題などに取り組む本来の米国に戻って欲しいと要請を繰り返してきた。