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北朝鮮大使、国連演説で”ゆるい”対米批判

北朝鮮のキム・ソン国連大使は30日、同本部での演説で、決して強くないトーンで対米批判を行った。キム氏の演説は「政治的かつ軍事的なプレッシャーを取り下げれば、交渉のテーブルに着く」とも解釈できるものだ。

 

キム氏は韓国への揺さぶりも忘れなかった。韓国に関し「ダブル・スタンダードだ」と批判。「一方で握手をしながら、一方で洗練された兵器と米軍との軍事訓練を実施している」と分断工作を図った。

 

その上でキム氏は「韓国が(米国など)大国と関係を絶ったときにのみ改善する」と分断工作を忘れなかった。自らのVX・サリンの密輸、相次ぐ核・ミサイル実験、拉致への贖罪は一切無かった。

 

そもそもそれほど北朝鮮内でランクの高くない人物に”ゆるい”対米批判を行わせることで、米国のトランプ政権に秋波を送ったと見られる。