フィリピン大統領：ロシア長期訪問、プーチン大統領とも会談

フィリピンのドゥテルテ大統領は１０月１日から５日までロシアを訪問し、プーチン大統領とも会談した。プーチン氏は南シナ海をめぐる情勢の仲介に乗り出す姿勢を示した、と報じられている。４日付ボイス・オブ・アメリカが伝えたもの。

両者は安全保障分野で協力を強化することについても意見交換したもよう。ボイス・オブ・アメリカによると、ロシアがフィリピンに武器売却の話題を持ち出した可能性もある。シンガポールの安全保障専門家は「関連する海域を将来、ロシアが闊歩する時代が来るかもしれない」と警鐘を鳴らした。

この専門家は「ドゥテルテ大統領と友人関係を構築することは、ロシアにとってフィリピンという格好の寄港地を得ることにもなる」と述べた。東南アジアをめぐっては、ロシアはマレーシアに戦闘機スホーイ２７を提供済み、という。スホーイ３５の売却も検討しているもよう。