中国の世界覇権に異議!

国際情勢の「今」をお届けする!

米・フィンランド首脳会見:ノキアの対米多額投資を高く評価

トランプ大統領は2日、フィンランドのニーニスト大統領と会談し、共同記者会見に臨んだ。これはユーチューブで公開されているものとみられる。トランプ氏はフィンランドが地域の安定に貢献している旨、評価を行った上で「NATOの一員ではないから安上がりだ」と語った。一方で、フィンランドを代表するノキアに関して、米国で5G関連の多額投資を行っていることに賛意を送った。またEUとの互恵的な貿易関係を望むとの発言を行った。その上で米国がEUに課した報復関税についてWTOが承認したことにも触れた。他方、ニーニスト氏は気候の異常化に対し、手短に語った。

 

日本の対米貿易交渉にも示唆に富むものではなかったと考えている。日本もフィンランドと同様にロシアの脅威に曝されている。一方で、米国から安全保障において「思いやり予算」の増額を要求される恐れがある。やはり対米投資の増額は一つの対応策になり得るのではないか。非常に難しい選択だが。おりしも「千葉台風」で予算執行をより慎重に行う必要に迫られている。一歩ずつ小出しに対米投資額を増やしていく選択があり得るのではないか。ともかく次の訪日時にトランプ氏を千葉の被災地に案内することが大事と思う。