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NATO:中国の軍拡路線に警戒表明

英ロンドンで開催されていたNATO首脳会合は4日、中露問題などを声明として取り上げた。このうち中国については「同盟国とともに対処しなければならない機会とチャレンジの双方がある。それは中国が拡張を続け、国際社会に影響力を増していることだ」とした。

 

それには裏舞台がある。米国は5G携帯ネットワークにおける欧州マーケットの65%を中国が握る公算が強くなったことだ。NATO諸国の首脳は名指しは避けたが、米国は「華為」の排除を実名を挙げて強調した。

 

4日付ロイター電をボイス・オブ・アメリカが転電したもの。「華為」をめぐってはポンペオ米国務長官が欧州に5G分野での参入を排除するよう強く求めている。本ブログでも既報した通りだ。「華為」をめぐっては幹部拘束をめぐって米中間で大きなシコリが残っている。このところ実名で米国政府関係者が「華為」排除を呼びかける動きが加速している。通信分野は決して日本にとっても他人事ではない。米国の警鐘に耳を貸しながら5Gを進めていく必要があるのではないか。