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香港問題:中国政府のカードはもうない、民主派が勝利では?

7月1日付「深層NEWS」は香港安全法について識者が論じた。しかし中国当局の判断は「火に油をそそぐ」だけだったのではないか。同日付共同通信によると、さっそく香港で300人超が逮捕されたという。冷静にかんがえてみてもこの300人全員が終身刑になるわけでもない。それこそ国連の人権高等弁務官が出てくる話になるだろう。

天安門事件を思い返すと、中国当局は民主活動家をじっくり時間をかけて葬り去っていった。それに比して今回の中国の対応はあせりそのものでしかないように思える。というのも香港民主派と中国政府の距離は離れる一方だからだ。終身刑が死刑になることはないだろう。それこそ国際社会から村八分にあう。

さらっと民主派団体を解散してしまったケースもある。しかしこれからは腹をくくった民主派が活動を続けていくことになるだろう。中国に香港を締め付けるカードはこれ以上はない。他方、西側諸国は軍事演習や経済制裁といった手だってある。香港民主派対中国政府という争いの構図は民主派に勝利がいずれは来るのではないだろうか。