鉄道オタクも知らない、深刻な「都の交通」危機とは?
ちょっと古いデータだが、分析と発信に公益、利益あり、と判断して、鉄道オタクでさえ知らない都営地下鉄の危機を伝える。
東京都交通局は当該サイトで、令和元年度の地下鉄線別の収支状況を発表している。登場するのは、浅草線、三田線、新宿線、大江戸線の営業の相関比較を端的に数的に把握できる。
まあ利用者は分かるが、前三路線は持ち出し維持している。唯一の収益黒字線は大江戸線のみ。浅草線は営業している全路線の35%、三田線は25%、新宿線は25%が東京都からの持ち出しを大江戸線は反対に2%の黒字を叩き出している。
分かりやすくいうと、三田線と新宿線の4本に1本が全車両がまるごと赤字のイメージ。それは乗っている客がくらいのでなんとなく分かる。会計的に浮かび上がらせた。
深刻なのは、ドル箱の大江戸線で出赤だという点。ただ、乗客が増えて掃除代がかさんだ、あるいは自動改札を増やした、ホームドアを増やしたなど、将来からの増益、増収が期待できる支出もある。ようは前三社は小汚ない、薄暗いイメージ。