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子供電話相談:ネットだけ!いまの子どもは全くリアリティがない!

12月13日付けNHK-AM。子供電話相談室。子供と回答教授のQ&Aがいまいちかみ合わない。いまの子どもは全くリアルがない。ネットでみたことを一部だけ切り出してみる。だからバイアスがかかる。子どもたちは急速にリアルな現場を見たことがなくなっている。ステイホームだから現場に行く機会もない。

 

終戦直後に上野駅などではいわゆる浮浪児、すなわち戦災孤児であふれた。チャリンコ(すり)、置き引き、かっぱらい、たかり、ゆすり、万引きなんでもありだった。米軍はそれを恐れて孤児をどんどん刈った。クロ現でも有名だった作家の石井氏は浮浪児の研究者でもある。

 

要は今の子どもはウィキペディアに始まり、ウィキペディアに終わる。ウィキペディアにリアルは乏しい。実際、今日登場した子どもたちで芸術について質問する子どもはいなかった。

 

テレビすらみない。NHK連ドラ「エール」さえみない。東京藝大首席の藤山一郎を当然ながら知らない。こないだテレビでやっていた髪のうすいおじいさんが歌うまいのはなぜっていう子は居なかった。いま「太陽」について明らかにネットの断片知識という子どももいた。それ、目の玉飛び出すって。それを嬉しそうに目標にした京大の研究者・石村修さんでしょう。田中裕子は「科学者ってもんは、そんなんえらいんか」。

 

結局、リアルがなく困るのは理系ではなく、文系。ずばり東大・国史編纂所。タイムスクープハンターは社会史の珠玉だ。それはアウトロー(裏)に通じる。しかし表すら今の子どもは知らない。だったら社会史は理解できない。多分、要潤・杏の熱演しているタイムスクープハンターの意義はつかみきれない。

 

日本の子どもは3極化するだろう。ステイホームでも天才的に現場を推理する天才型(これを便宜的にA)・レアに実家が富豪で山林なんかいっぱいもっている富裕型(B)・ぜんぜん何も発見すらできない不感型(C)。

 

Aは福田赳夫川端康成藤山一郎、Bは田村正和櫻井翔・松岡修造、Cはその他みんな。

 

教育はどうするか。これから外出の機会は減る。だったら外出できた時・勉強させる時など分けて徹底的にやらせる。大人が区分しないと子どもだけではできない。

 

あと困るのは東文研・民博。東文研は東洋研究の集合体。極貧の東洋をウィキペディア発って子どもは理解不能だろう。民博だって、無理。ガイコツしらないのだから、人類学は無理。

 

怖いのは英米仏への留学者の枯渇。たとえ14日間隔離されるにせよ、その期間を現地で耐えるド根性が必要な時代になっている。はっきり言って日本のニュースはもの足りない。ハーバード大学の付近でコロナ発生しているか。