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バイデン民主党政権で1ドル=70円?

バイデン政権になった場合、恐らく1ドル=70円の円高時代が再来するだろう。なぜならば実質、バイデン政権の後見役はクリントン元大統領夫妻だからだ。日本だったら橋本龍太郎政権だ。そのなかでトヨタが自動車は日本の中枢産業であると高らかに宣言したのは興味深い。米民主党はカーター元大統領のときは農業政権色が強かった。クリントン政権以降、米民主党は金融政権色を強めた。しかし金融資本は伸び悩み、これではだめだと猜疑が米国民に広がり、ヒラリー元国務長官は破れた。菅第一次政権で鍵になるのは対米関係の構築だろう。スーザン・ライス氏や元フェイスブックシェリー・サンダーバーグ氏が国務長官、国防長官、米中央銀行総裁などを押さえるだろう。菅第一次政権の掲げる金融成長はバイデン政権(実質クリントン政権)とぶつかるだろう。しかしやはり米国は農業国家、メーカー国家である。4年後にまた共和党政権に戻るだろう。その時は、いまいるカリスマのないヒスパニックの議員でなく、一種、レーガン氏やケネディ氏、オバマ氏といった真の神がかったヒーローだろう。ではなぜ今回、トランプ大統領が不振か。自滅である。共和党内で有力者同士のいがみ合いが致命的だった。ジョン・マケイン氏、ミット・ロムニー氏ともめすぎた。今の日本政権ではケネディ家を通じた意思疎通を図っているというが、安倍前総理、岸田元外相を通じたオバマ氏とのルートが有力ではないか。クリントン元大統領の時との違いは日本円だけでなく中国人民元もあがることだろう。

それとクリントン元大統領、元国務長官の時との違いは中国が経済的に米国をしのぐ可能性があることだ。さらに軍事的にも空母3隻目を建造中との話もある。加えて香港の人権問題、安全法の問題。人権を標榜するバイデン政権は民主派の処遇に悩むが捨てるだろう。みな忘れているだろうがオバマ氏の無数の偉業のうち一つは広島を訪問したことだ。だがバイデン氏が長崎を訪問することはないだろう。政権基盤が強くないとなかなかできない。

新型コロナのワクチンはバイデン政権時に誕生するだろう。本ブログの素朴な疑問。ホームレスや自己破産者はどうするのか。東京・山谷にジョーの銅像がある。トランプ大統領はバイデン氏を社会主義と揶揄した。アメリカ自身のアイデンティティーに関わる疑問だ。米国では医療費が高く、ホームレスや自己破産者が医療サービスを受けられない。どうやって、また何を根拠にホームレスや自己破産者にワクチンを射つのか。早速、バイデン氏の初日から大問題にぶち当たる。共和党からは自己破産者にワクチンをうつ資格はないとの声が出るだろう。

実はトランプ大統領は映画でクリスマスの日にあしながおじさんをするという役を演じた事がある。ホームアローンである。スウェーデンの活動家であるグレタ・トゥーンベリさんは古風な映画はつまらないと言った。しかしトランプ大統領は短い時間しか出てこないが感動的な役柄だった。ちなみにホームアローンではホームレスのおばさんが出てきて、善玉を演じている。