三菱がなぜ孤児リポート？GIベビー施設にさかのぼるのでは？

三菱リサーチの震災孤児リポートをお伝えした。三菱がなぜ？と思うかもしれないが、本ブログは心当たりがある。戦後GIベビー（孤児）のための児童養護施設「エリザベス・サンダースホーム」（神奈川県・大磯町）を三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎公の孫娘である沢田美喜氏が設立したからではないか。

ということは東北地方にある三菱系の地銀（七十七、山形、常陽など）は震災孤児の支援をとっくのむかしに考えているのではないか。しかし日本一の名門たる三菱にも難儀はある。山形県では唯一の百貨店が倒産して処理が進んでいない。茨城県がメインで福島県にもネットワークを持つ常陽銀行だが、足利銀行とグループを組み、足利が担当してきた鬼怒川温泉などの再建に全力で頑張っているところだ。鬼怒川といえば日本有数のリゾート地だが、経営難で立ち行かなるホテルなどが相次ぎ、壮大な廃墟街と化している。菅政権が打ち出す地銀の再編は本ブログも大賛成だが、簡単にはいかないところがありそうだ。